自宅で簡単にエスプレッソ風!元カフェ店員がカリタのステンレス製コーヒードリッパーを紹介
インスタントのコーヒーも悪くはないけど、自宅でもう少し本格的なコーヒーが飲みたい。
そうは思っていても、エスプレッソマシンは値段も高く場所もとり、お手入れも大変そうでなかなか手が出せませんよね。
そこで今回は、元カフェ店員の筆者が、自宅でエスプレッソ風のコーヒーを淹れる時に使用している「カリタのウェーブドリッパー」をご紹介します。
あくまでエスプレッソ「風」ですが、低コスト・淹れるのが簡単・後片付けらくちん・場所をとらないので気に入っています。
- カリタのステンレス製「ウェーブドリッパー」の特徴
- エスプレッソ風の濃いコーヒーを淹れるポイント
- さらにステップアップできる、直火式エスプレッソメーカーについて
自宅でコーヒーを淹れる5つの方法
一口にコーヒーを淹れると言っても、さまざまな方法があります。
- インスタントコーヒー
- 1杯抽出タイプのドリップバッグコーヒー
- ハンドドリップ
- フレンチプレス
- コーヒーメーカー
今回ご紹介するカリタのウェーブドリッパーは3番目のハンドドリップをする道具です。
インスタントコーヒー
自宅でのコーヒーの淹れ方で、最もお手軽な方法です。
コーヒーの粉を買ってきて、お湯を注いで混ぜるだけなので、作るのが簡単。
場所もとらず、粉の量で好みの味に調整できます。
忙しい朝でも、手間暇がかかりません。
1杯抽出タイプのドリップバッグコーヒー
紙製のドリッパーに1杯分のコーヒーの粉がセットされているタイプです。
カップの上にドリッパーを乗せ、お湯を注ぐだけなので、ドリップ用の器具を準備する必要がありません。
お手軽にドリップコーヒーを淹れれますが、インスタントコーヒーより少し割高になります。
また、セットされているコーヒー粉の量が決まっているので、濃さの調整もできません。
ハンドドリップ
ドリッパーとフィルターを別々で準備し、コーヒーの粉を自分でセットする淹れ方です。
ドリッパーは、抽出する穴の数や大きさ・ドリッパーの形状・素材など、さまざまなタイプがあります。
フィルターやドリッパーの組み合わせを自由に選べ、コーヒーの粉の量やお湯の注ぎ方などで味に違いが出ます。
より本格的にコーヒーを楽しみたい人向けです。
フレンチプレス
金属のフィルターが付いたガラス製の抽出器具を利用する淹れ方です。
ガラスポットにコーヒーの粉を入れ、お湯を注ぎ蒸らしをした後、残りのお湯を注いでしばらく待ちます。
器具の上部についているフィルターを押し下げ、コーヒーの液体とコーヒー豆を分離したらできあがり。
コーヒーオイルが表面に浮かび、香り高いアロマを楽しめます。
淹れ方はシンプルですが、コーヒーオイルの油分や粉が付くので、器具の後片付けに手間がかかります。
コーヒーメーカー
ドリップ式・カプセル式・エスプレッソマシーンなどのタイプがあります。
湯沸かしとドリッパーとサーバーが一体となっている電化製品です。
電動ミルやミルクスチーマーが付いているタイプなどさまざまな種類があり、ボタン一つでコーヒーを淹れることができます。
電化製品のため値段が高めで、手入れやメンテナンスに手がかかることや、場所をとるなどのデメリットもあります。
カリタのステンレス製「ウェーブドリッパー」の紹介
代表的なコーヒードリッパーのメーカーといえば、メリタ・ハリオ・カリタなどが有名です。
今回は、日本のコーヒー機器総合メーカーであるカリタの「ウェーブドリッパー」をご紹介します。
ウェーブドリッパーは、他のドリッパーとは違った個性的な特徴があり、雑味が少なく安定した味でコーヒーを抽出できる工夫がされています。
そのため、コーヒードリッパーを初めて購入する方にもおすすめです。
カリタ式の穴3つスタイル
もうひとつの有名メーカー「メリタ」のドリッパーが1つ穴であるのに対して、カリタのドリッパーは3つ穴を採用しています。
穴の数が多いことで、ドリッパー内でコーヒーが溜まらず、サーバーへコーヒーが早く落ちます。
その結果、雑味が出る前にコーヒーを抽出できる仕組みです。
ウェーブ状のフィルターを使用
ウェーブドリッパーは、通常のドリッパーにあるリブ(内部の溝)がなく、代わりにウェーブ状のペーパーフィルターとセットで使用します。
このウェーブのおかげで、ドリッパーとフィルターの接触面が少なくなり、フィルターの中でお湯が溜まらず、スムーズにドリップされる効果があります。
その結果、雑味が出ることを抑えれるのです。
平らな底面なので均一に馴染む
ドリッパーは通常「円すい型」か「台形型」をしているものが多く、底にいくにしたがい先細りになっています。
ウェーブドリッパーの場合は、ウェーブゾーンと呼ばれる平らな円形の底面となっているおかげで、お湯が均一に広がって馴染み、安定した抽出ができます。
扱いやすいステンレス製
コーヒードリッパーには、陶器やガラスなどの素材もありますが、ウェーブドリッパーはステンレス製。
割れる心配もなく、薄くて軽量なため、日常的に気軽に扱えます。
アウトドアに持っていくにも適しています。
Kalita (カリタ) ウェーブシリーズ ウェーブドリッパー 155 【1~2人用】
Kalita (カリタ) コーヒーフィルター ウェーブシリーズ ホワイト 1~2人用 50枚入り
エスプレッソ「風」のコーヒーを淹れる
自宅でおいしいコーヒーを淹れるには、購入するコーヒー豆にもこだわりたいところ。
なるべく新しい状態の、お気に入りの豆を用意しましょう。
できたら豆状のコーヒーを購入し、淹れる直前にミルを使って挽くとよいですが、手間をかけたくないなら、挽いた状態で購入しても問題ありません。
苦味・コクのあるコーヒーを抽出するなら深煎り豆を用意
エスプレッソ「風」にコーヒーを淹れる時に一番大切なのは、豆選びです。
スタバの味が好きな筆者は、少しでも近い味が再現できるよう、スタバのエスプレッソドリンクのベースである「エスプレッソロースト」を購入しています。
まったりとした、濃厚で甘味と深みのある、ミルクと相性のよい豆です。
深煎り
苦味が強くコクがあり、深い味わい。香ばしさがあり酸味は控えめ。ミルクやキャラメルなどと相性が抜群。カフェインは一番少なめ。
中煎り
ほどよい苦みがあり、酸味や甘みとのバランスが良い。日本人によく好まれ、市販されているものやお店で提供されるのは、中煎りコーヒーが多い。
浅煎り
苦味は控えめで、酸味が出やすい。甘みがありフルーティーな味わい。口当たりが柔らかく飲みやすいが、カフェインとポリフェノールが一番多く含まれる。
スタバは無料で豆を挽いてもらえるため、お願いすると楽ですよ。
豆の挽き具合も、細挽きや中挽きなどがあるので、いろいろ試してみて好みの挽き具合を見つけましょう。
コーヒーの淹れ方
カリタ式とメリタ式では、淹れ方に違いがあります。
今回使用するドリッパーにあわせて、カリタ式で紹介します。
ウェーブフィルターを準備
ウェーブフィルターをセットします。
人数分のコーヒーの粉を計量してセット
エスプレッソ風に濃く抽出したい場合、コーヒーの粉はレギュラーコーヒーを淹れる時より多めに入れます。
ムラがでないよう、均一に広げ平らにしましょう。
お湯を少量注いで蒸らす
全体的に湿らせるように少量のお湯を注ぎ、30秒ほど蒸らします。
「の」の字を書くようにお湯を注ぐ
中心で「の」の字を書くように回してお湯を注ぎます。
一気にお湯を注がず、4~5回に分けて注ぎましょう。
抽出完了
濃いコーヒーが抽出されました。
ミルクで割る
ミルクを入れてカフェラテにしてもおいしいです。
お好みでフォームミルク・シナモン・シロップを
ミルク泡だて器で作ったフォームミルク・シナモンパウダーなどをのせれば、カプチーノができます。
少量のチョコシロップをコーヒーに溶いて、フォームミルクの上にもチョコシロップをかければ、カフェモカのでき上がり。
キャラメルやヘーゼルナッツなどのフレーバーシロップを用意するのも楽しいですね。
コーヒーミル・ミルク泡だて器も揃えてみよう
電動のコーヒーミルやミルク泡だて器ではなくても、1~2人分のコーヒーを淹れるのなら、手動の器具でも十分利用できます。
コーヒーを淹れる直前にコーヒーミルで豆を挽くと、よりコーヒーの香りや味わいが深く楽しめます。
ひと手間かかりますが、ミルク泡だて器でフォームミルクを作ると、よりまったり感のあるカフェラテが作れるのでおすすめです。
しかも見た目も本格的になり、おうちカフェ感が高まりますよ。
直火式エスプレッソメーカーでステップアップ
これまで、エスプレッソ向けの豆を使用したレギュラーコーヒーの淹れ方をご紹介しました。
もう少しステップアップして、エスプレッソを淹れたいという方におすすめなのは、直火式エスプレッソメーカーです。
電動ではなく手動の器具なので、本格的なマシーンの購入ほどハードルもお値段も高くありません。
また、場所もとらず持ち運びもできるので、アウトドアでも活躍するでしょう。
ただし直火式なので、IHでは使用できないのでご注意を。
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自宅やアウトドアでお手軽に美味しいコーヒーを楽しもう
自宅でもおいしいコーヒーを淹れたいけど、準備や片付けに手間がかかるのは億劫...。
そのような方でも、コーヒードリッパー・フィルター・エスプレッソ向けのコーヒー豆を揃えるだけで、自宅でも香り高いコーヒーを淹れることができます。
お気に入りの道具やコーヒー豆を揃えて、ぜひ素敵なおうちカフェタイムを楽しんでみてください。
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